ゲーミング業界の収益
過去20年あまりに渡り、ゲーミング業界は映画業界や音楽業界を超え、全てのエンターテイメント業界において最も大きな収益を獲得するマーケットとなりました。2019年、 モバイルゲーム も合わせて、ゲーミング業界はなんと1521億ドルもの収益を獲得してます。これは20世紀において最も大きなマーケットの一つであった映画業界が2018年に獲得した410億ドルの3倍以上もの金額なのです。
プレイステーションやXboxで人気の「グラセフV」の売り上げが、映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」の初週興行収入を超えたように、昔から馴染みのあるテレビゲーム機が大人気である一方、 モバイルゲーム の人気もうなぎ上りであることは間違いありません。
映画業界が過去10年で衰退しつつある中、 モバイルゲーム はこれから数年にかけて約1,000億ドル以上もの収益を生み出す事が予想されています。皆さんのよく知る「ポケモンGO」や「ミニオンラッシュ:怪盗グルー」は合計で約20億人ものユーザーが利用しており、驚異的な勢いでモバイルゲーム業界を牽引しています。
モバイルゲーム の台頭
では、なぜ モバイルゲーム はこんなにも人気になったのでしょうか?その理由は、
- 便利であること
- 誰でも利用できること
この2つです。
スマートフォンとインターネット回線さえあれば誰でも利用する事ができますし、ネット回線も3G回線さえあれば充分。その一方、テレビゲームは質の高いグラフィックと大きなデータを処理するために、より速度のあるインターネット回線を必要とします。
ゲーム機本体やテレビ、スピーディーなネット回線に必要な費用を考えると、特に賃金の低い国の人々にとっても、 モバイルゲーム のハードルはとても低いのです。また、スマートフォン上ではものの数分でゲームをダウンロードし遊び始める事が可能ですが、テレビゲームはダウンロードに時間を要することも大きな違いと言えます。
スマートフォンさえあれば誰でも利用できるということの他に、利便性においてもモバイルゲーム業界は他との違いを見せています。ここ数年、電車やバスの中でゲームを楽しんでいる人を見かけるのは珍しくなくなりました。
このように、 モバイルゲーム は外出中でさえもポケットからスマートフォンを取り出して簡単に遊ぶ事ができます。電車でも、公園でも、デパートでも、場所は一切問いません。たとえ数分の間でも、ついアプリを開いてしまう人は多いのではないでしょうか。
支払いが簡単
さらに、 モバイルゲーム は課金や支払いが便利であるということも大きな要素の一つです。殆どのゲームは無料でダウンロードする事ができますが、中には有料のものもありますし、無料のゲームもゲーム内で課金をする事ができるものがあります。
ここで モバイルゲーム が他と大きく異なるのは、スマートフォン内にクレジットカード情報を保存さえしていれば、直ぐに支払いができるという事です。昨今、モバイル上で オンラインカジノ を利用するプレイヤーが大多数を占めていますが、モバイルユーザーのことを考えたデザインにより、ウェブサイトを開いてほんの数秒でご入金するカジノが増えています。
また、デスクトップ版で利用可能なゲームの殆どをモバイル版でも楽しめるカジノが多く、通勤中やお昼休憩中など、いつでもプレイすることができるようになりました。