

トランプのゲームの中でも、ポーカーは誰でも必ず耳にしたことがある有名なゲームですよね。テレビや映画なんかでも、ポーカーをやっているシーンなんかを目にしたことがある人は多いと思います。
52枚のトランプを使って行われるカードゲームはおよそ1万種類にものぼると言われていますが、ポーカーがカードゲームで1番に有名であると言っても過言ではありません。
今回は、ポーカーの起源を明らかにし、実際の史実と関連づけながら、ポーカーにまつわるあらゆる噂と共に、ポーカーの歴史について説明します。
まだポーカーをやったことのない方にも興味を持っていただけるかもしれません😉
ポーカーはいつ発明されたのか?
ポーカーの歴史は1800年代、ミシシッピ川の船上やニューオーリンズの酒場で始まりました。また、1843年にアメリカで出版された本や、1844年にイギリスで出版された本の中でも、ポーカーというゲームについて言及されています。
それによると、ポーカーの初期形態とされていたものは、20枚のカードを4人のプレーヤーに均等に配るものであったとされています。当時、ポーカーにはドローがなく、プレイヤーは限られた組み合わせでベットをしていました。しかし、19世紀に入ると様々な変化が加えられたようです。
1830年代半ばになると52枚のカードデッキが導入されたようなのですが、52枚のデッキを採用した理由の一つは、より多くのプレイヤーを集め、ドローのために十分なカードがデッキにあることを確認するためでした。また、デッキの枚数が増えることで、フラッシュや、後にはストレートなどの組み合わせが可能になりました。
ミシシッピの蒸気船から別の蒸気船へと、少しずつポーカーは形を変えながら、世界中で最も人気のあるゲームの1つになっていったのです。
ポーカーの起源は?
現代のポーカーゲームの元となったのは、17世紀のフランスで行われたポークというゲームだと言われています。ただ、このポークも、16世紀にスペインでプレイされていたプリメロというゲームが元になっています。プリメロとは、3枚ずつカードを配り、ブラフ(はったり)をかけて、相手に自分の手持ちのカードが有利であると思わせるゲームであったと言われています。
その後、フランスの入植者たちが、ニューオリンズとその周辺を含む北米の入植地にポークを持ち込みました。
その後まもなく、英語圏の入植者たちがポークをポーカーに英語化し、1人に5枚のカードを配り、1830年代半ばには52枚のカードデッキを導入するなど、現在のようなゲームの特徴を取り入れたのです。
ポーカーに影響を与えたゲーム
ポーカーの歴史に関する記事は数え切れないほどあり、そのほとんどが様々なブラフゲームについて触れています。しかし、それらのゲームの全てが現代のポーカーに必ずしも関連しているわけではありません。
そこで、ポーカーに影響を与えた可能性のあるゲームを、配られるカードの枚数で分類してみました。
<スリーカードゲーム>
現代のポーカーに先行するスリーカードゲームには、次のようなものがあります:
- ベル、フラックス、トレンテアン:17世紀から18世紀にかけてフランスやドイツでプレイされていました。
- ポスト&ペア:17世紀から18世紀にかけてイギリスとアメリカで遊ばれ、その後、ブラッグに進化しました。
- ブレラン:17世紀から18世紀にかけてフランスで流行し、後にブイヨットに変化しました。
これらのゲームの中で、ポーカーの誕生と最も関係が深いのは、ブイヨットとブラッグだと思われます。
<フォーカードゲーム>
ポーカーの前身とされる4カードゲームには、次のようなものがあります:
- プリミエラ:16世紀にイタリアで考案され、現在でもプレイされています。
- ジレ:16世紀に考案されました。
- ムス:年代は不明のバスクゲーム。
- アンビグ:18世紀のフランスで生まれゲーム
しかし、最近の研究では、これらのゲームはいずれもポーカーの起源とはあまり関係がないことが分かっています。
<ファイブカードゲーム>
最後に、現代のポーカーの起源として最も可能性が高いと思われるゲームを紹介します。
- PochenまたはPochspiel:15世紀のゲーム、ボッケンに起源を持つドイツのゲーム。ボッケンはフランスでもグリックという名前で人気があり、後にポークという名前となりました。
上記のゲームの中で、ポーカーの起源に最も関係しているのはポークです。
なぜポーカーと呼ばれるのか?
ポーカーという名前は、ブラフ(はったり)と関係があるように思われるかもしれません。
しかし、ポーカーという名前に最も似ているゲーム名「ポッヘン」は、「打つ」「叩く」「テーブルを叩く」という意味で、また別の意味に「遊ぶ」「賭ける」「上げる」が挙げられます。したがって、ポッヘンは打つ、または賭けるゲームであるという意味になるのです。
テキサスホールデムはいつ発明されたのか?
最も人気のあるポーカーであるテキサスホールデムは、1925年頃、テキサス州コーパスクリスティ郊外のロブスタウンという小さな町で生まれました。正確な年は分かりませんが、テキサス州議会が、ロブスタウンをテキサスホールデムの発祥の地として認めていることも分かっています。
伝説的なポーカープレイヤーの多くがテキサス出身であるのも不思議ではありませんね。
しかし、テキサスホールデムをラスベガスで普及させるには、しばらく時間がかかりました。1969年には、ラスベガスにあるデューンズカジノでテキサスホールデムが提供され、新しいポーカーバリエーションの知名度が上がりました。
そこからポーカーの歴史は始まったのです。新しいポーカー用語が徐々に導入され、人々の間に普及されていきました。
オンライン ポーカーの歴史
ポーカーが正式にオンライン化される以前は、違法にゲームが行われてたウェブサイトが多く存在しました。しかし、1998年1月1日に、ウェブサイト上にて正式に合法なポーカーが初めて提供されました、planetpoker.comはそのようなポーカーを提供した最初のサイトであり、他のポーカーサイトが台頭してくるまでの数年間、人気サイトとして運営されていました。
そして、partypoker.comは瞬く間にNo.1のオンラインポーカーサイトとなり、PokerStarsやその他の有名サイトもそれに続く人気サイトとなりました。
現在は、大手iGaming開発会社が主催するライブポーカールームの出現により、プレイヤーは24時間365日、好きな時にライブディーラーとオンラインポーカーを楽しむことができるようになりました。
現在のポーカー
このように、ポーカーは長い道のりを経て、ヨーロッパの国々を渡り歩き、ニューオリンズ、そしてテキサスで最終的な形となりました。
現在、ポーカーは世界中で何百万人もの人々に楽しまれており、カジノではフロア全体がポーカールームとなり、オンラインカジノも毎日オープンして、常にポーカーエンターテイメントを提供しています。
ポーカーについて、その起源や今日の地位を獲得した経緯など、皆さんが抱いている疑問を解消することができたのではないでしょうか😎?