

BGaming がオンラインカジノのトレンドを調査
オンラインカジノゲームを制作するプロバイダーの BGaming が、オンラインカジノ業界に関するトレンドの調査内容を発表しました。
コロナウイルスの流行によって、ここ数年、オンラインギャンブル業界、特にオンラインカジノ業界は飛躍的に発展し始めました。2021年における、世界のオンラインギャンブルの市場規模は580億ドル近くと推定されており、2022年から2030年までの平均年間成長率は11.7%に上昇すると言われています。
このような明るい見通しの背景には、いつでもどこでもゲームを楽しめるオンラインギャンブルの手軽さ、大きなイベントでの広告掲載などが挙げられるでしょう。
オンラインカジノ業界では、常に前進しようとする努力や、プレイヤーのニーズに応え、時にはそれを先取りするオンラインカジノこそが成功のカギを握っています。
ライブカジノ
ランドカジノに通っていた多くのプレイヤーは、コロナウイルスの影響によってカジノで遊ぶことができなくなってしまいました。それに伴い、自宅からオンラインでカジノの雰囲気を楽しむことができるライブカジノの需要が高まったのです。
しかし、コロナ禍が収まった現在も、ライブカジノの利便性や魅力の大きさに気づいた多くのプレイヤーは、引き続きライブカジノをプレイしています。ドレスコードもなく、自宅にいながら本物のディーラーを相手にゲームをプレイできるライブカジノは、ランドカジノプレイヤーにとっても非常に魅力的であったようです。
また、オンラインカジノのターゲット層が22歳から35歳であることもライブカジノ人気の理由の1つだと考えられます。インターネットが日常生活に溶け込み、食事の注文や支払い、買い物など、インターネット上でのビジネスが身近な存在になっています。このような人たちにとっては、オフラインよりもインターネット上のエンターテインメントの方が身近に感じるのかもしれません。
ストリーミング
カジノゲームをプレイするだけではなく、第三者がゲームをプレイしている様子をインターネット上でリアルタイムで視聴する、ストリーミング配信も人気を集めています。お気に入りのストリーマーと共に、まるでその隣に自分がいるかのような感覚で、ゲームをプレイすることも可能です。
ストリーミングはまだ新しいコンテンツの形態ですが、iGaming業界関係者の注目を集めています。
ランドカジノでは、ゲームテーブルに座ってゲームをプレイしている人の「後ろ」で同じようにゲームにベットするということがありますが、同様に、プレイヤーがストリーマーと共にオンラインカジノでプレイできるような機会の導入を検討しているオンラインカジノもあるようです。
ゲーム要素の取り入れ
若いユーザーを取り込み、あらゆる年齢層のプレイヤーに興味を持ってもらうために、オンラインカジノはビデオゲームのような要素を取り入れることが多くなってきました。自身のキャラクターを選択したり、クエストを達成したり、レベルアップに成功すると報酬がもらえるようなゲーム要素は、オンラインカジノプレイヤーにも人気の機能です。
画面上の「スピン」や「プレイ」ボタンをただ押すだけでなく、ゲームに個人の好みを反映し、ゲームクリアまでのプロセスに自身が関わることができるからです。
こういったゲーム要素の取り入れは、銀行サービスやオンラインショッピングなどの、他の分野でもうまく応用されており、利用者がサービスにエンゲージメントできる機会が人気であることが証明されています。
ブロックチェーン
ブロックチェーン技術をオンラインカジノに利用するには、2通りの方法があります。
1つ目は、仮想通貨による入出金に対応し、ドルや円といった法定通貨による入出金と、仮想通貨での入出金の両方を受け入れ、プレイヤーに楽しんでもらうといった方法です。
2つ目は、オンラインカジノとブロックチェーンを結びつけ、仲介者を必要しない取引の応用によって、ブロックチェーンとプレイヤーの仮想通貨ウォレットの間で直接取引を行うことです。つまり、オンラインカジノのアカウントに入金をしてゲームをプレイするのではなく、言うなれば自身の仮想通貨ウォレットをカジノのアカウントとして、ゲームをプレイすることができます。ベットをするとウォレットからベット額が直接引かれ、ベットに勝利するとウォレットへ賞金が支払われます。
こういったブロックチェーン技術は、オンラインギャンブル市場でますます確立されつつあります。カジノへ登録する際に個人情報を入力する必要もなく、完全に匿名性を保てることがプレイヤーに好まれているのも事実です。